第975歩《0206》 映画『さよなら、アドルフ』を観ました

なぜか2月は私にとって映画鑑賞のシーズン・・・。

2月は、心もフトコロ(?)も寒いのですが、それでも何故か映画鑑賞に行き
たくなってしまいます。

最近、映画観ていないなぁ~って思っていたところ、何かの機会で印象に
残った映画として(『さよならアドルフ』2012年、オーストラリア、ドイツ、イギ
リス作品)があり、都内では時期的に単館上映(シネスイッチ銀座)していた
ことから、他のイベントと抱き合わせる形で鑑賞して来ました(それについて
は後日)。

注意 : 映画内容を含む形で感想を書いています(できるだけネタばれしな
    いように書いているつもりですが)ので、これから観に行こうとされる
    方は、下記の内容は読まないでください。

この日、平日ということや女性なら900円で映画鑑賞ができるということで、
男女比は1人対50人といった感じでした(女性は様々な年齢層だったので
すが、男性は私より年を重ねている方が殆どで、私より若い方は1名しか
いませんでした)。

画像
シネスイッチ銀座(中央区銀座4-4-5 旗ビル)に列をつくる人々

鑑賞後の率直な感想ですが、タイトル(原題『ローレ』)から随分と飛躍した
タイトルにしたなぁ~という思いを抱きました。

この映画では、主人公を含む兄弟らがヒトラーによって、ナチズムに洗脳さ
れ、翻弄されたことを考えたら、人々と対峙する様々な場面での気持ちも決
してわからなくもないですが、残念ながらその本人は登場しないので、ヒト
ラーに引っ張られて観ると、うん、何か違う?という気持ちを抱くかもしれま
せん。

因みに。
アドルフ・ヒトラーに関する作品は幾つもありますが、過去に『アドルフの画
集』を鑑賞したことがあり、また関連作品として、『独裁者』を鑑賞したことが
あります(『独裁者』は有名ですね。チャップリンとヒトラーは同じ年月に生ま
れた人物として、ヒトラーは世界を恐怖に陥れ、チャップリンは世界に笑い
を提供したということで比較されます)。

また、この作品にPG12指定というのが「?」でした(PG15にした方がいい
と思った)。

冒頭、ヒトラーが自殺し、ナチスによって築かれたドイツ人の価値観が崩壊
していく中で、ナチス高官の家族として、懸命に連合国軍から逃れ、祖母の
家に向かうことになった兄弟姉妹が描かれているのですが、映画の鍵を握
る“自称ユダヤ人”の男性が登場することで、主人公にも襲いかかる価値
観の崩壊に伴う内面の葛藤もさることながら、彼の目的とは果たして何だっ
たのか? という疑問を持ちました。最後に意外な展開が訪れます。

それにしても、私は高校で世界史を選択していないので、詳細はわかりま
せんが、第1次大戦後、ワイマール憲法が誕生し、社会権のさきがけを
つくったドイツが、ヒットラーやナチス(Nazis=国民社会主義者の略の複
数形の意)の本質を見抜けなかったことで再び戦争の渦をつくってしまった
ことに関して、同じ第2次世界大戦でともに枢軸国となった日本とどうして
も重なって見えてしまいます(ただ、第2次世界大戦の捉え方に雲泥の差が
あり、たとえばドイツでは、片手を上げて、「ハイル ヒトラー」と表現しては
ならないことになっています(以前、TBSの報道特集でこれをドイツ国内で
やったとかで、大騒ぎになりました)。

面白い、面白くないの一言では片付けられない作品でしたが、ただ、戦争と
その後の悲劇を再び繰り返さないようにするには、今誰が何をどうすべきか
と考えて欲しいと思うに至った、そんな映画鑑賞となりました。

煽りの一言。
戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の
とりでを築かなければならない。
―ユネスコ憲章(前文)より

=参考文献=
映画「さよなら、アドルフ」公開 誰も語らなかった戦後ドイツ史の裏側とは
 http://newclassic.jp/archives/4659

公式サイト 
 http://www.sayonara-adolf.com/index.html



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