第1185歩*0612 映画『グローリー -明日への行進-』を鑑賞してきました

現代アメリカの(暗)黒歴史に終止符を打とうとする決意の一言、それは
「 I HAVE A DREAM―!」


―今年3月7日、オバマ大統領がミシェル夫人や国民と共にアメリカ南部ア
ラバマ州セルマを行進。「我々の行進は終わっていないが、ゴールは近い」
という演説を行ったというニュースがありました。


この際、これから紹介する映画『グローリー -明日への行進-』を紹介して
いたことから、公開初日、映画鑑賞してきました。

画像
映画『グローリー -明日への行進-』

日本語で「栄光」を意味するグローリー。 明日への行進が指し示す舞台
はアラバマ州セルマ。そこで起きた 「血の日曜日事件」の前後、黒人の
誰もが人間として生きる権利を獲得するためにキング牧師や大勢の無数
の黒人らが権力(本質は一部白人による臆病な心)と闘ったことを紹介し
たドキュメント作品です。

ドキュメンタリー映画なので、CGを駆使して・・・とかは全くなく、その上、
『テッド』のような下品な笑いは一切ない映画作品でしたから、そういう部
分では、考えさせる映画ではあったのですが。

そもそも。
この映画を見ようと思ったのは、先のニュース報道に接したということも
あったのですが、その他にバックボーンが幾つかありまして。

1.高校時代の英語の教科書(M・L・キングが題材だった)
2.拙ブログ第73歩 ロング・ウォーク・ホームについて披露した
3.2に関連して、これより先、ローザ・パークスについて、道徳で学んだ
4.他にマルコムXが映画になった
こんなこともあったと思います。

映画鑑賞したこの日の朝、アメリカで黒人通う教会で白人が銃乱射 9人
死亡というニュースがありました。

鑑賞で思ったこと、考えたこと。
■ 黒人のことを「Black People」ではなく、差別用語「Negro」「N*gg*r」
 などと敢えて使ったことで、アメリカ社会の人種差別の根深さを感じた。

■ 政治に参加し、投票することの大切さ、重要さ
 日本では、戦後、婦人参政権及び20歳以上であれば誰もが投票するこ
 とが認められ、最近では、投票開始年齢の18歳への引き下げに関わる
 公職選挙法の改正案が可決成立した訳ですが、アメリカはそれが出来
 ていなかった事実。
 バスで、トイレで、レストランで「白人専用」「黒人専用」などと書かれ、人
 間として認められていなかった黒人のこれまでの歴史。選挙権を獲得し
 ようとして繰り返し運動を展開しますが、黒人や共感した一部白人らを
 射殺或いは撲殺されても、権利獲得のために非暴力を貫く黒人と、戦争
 の反省から選挙権が与えられるようになっても行使しようともしないどこ
 かの人々。
 この相反する人間の本質について考え込んでしまいました。

■ M・L・キング牧師や妻の苦悩する内面を表現する一方で、キリスト教の
 教えに基づく信念が彼を奮い立たせた原動力であったと再認識しました。
 キリスト教の闘う一面性を見た思いです。但し、そこに武力はありません
 でしたが(ガンジーの影響を受けたというのもあると思います)。

■ アメリカ、オーストラリア、南アフリカ―。かつてこれらの国々では、国家
 経営の柱として、白人至上主義政策を展開していたことを考えると、白人
 の根底に見え隠れする優性主義というか、弱い犬ほどキャンキャン鳴くと
 いう悲しい習性を見るようで、白人に対し、嫌な気分にさせられました(私
 は海外渡航の経験は無いのですが、旅行等でこれらの国々に行くと、悪
 口を言われるという話をよく聞きます)。

■ 世の中について考えるにはとても勉強になる(なるだけではなく、そこか
 ら、どういう行動を起こすかということを忘れてはいけない)いい作品であ
 り、今から50年前のアメリカ社会の出来事だったということに驚愕させら
 れました。

■ アメリカのデモに対するマスコミ報道と日本のそれのあり方を比較して
 観ていました。

■ 黒人社会の中でも実は路線対立があった事実を知りました。

■ 映画とは直接関係ないのですが、黒人の抑圧されても決して負けなかっ
 た魂は、タップダンスや黒人霊歌、ブルース、ラップなどの形で地域ごとに
 文化として華を咲かせたのではないかと思いました(それに比べると、日
 本語ラップは・・・)。

まだまだ述べたいことがあると思うのですが。思い出したら、この下に書い
ておこうと思います。


最後にハチの一刺し。
団体の構成員の皆様におかれましては、同団体内における偉大な
るリーダーが時々語る指導の中で、キング牧師(この人物は彼のことを
“キング博士”と表現)を引き合いに出していることから、ぜひ、同作品を
鑑賞されることを強く勧めたいと思います。



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