第1481歩↑1006 交通GMサミットと家田氏と市議会一般質問

はじまりは、東京大学で助教をされている方からのメールでした―。

以前、ここ数年参加している『くらしの足をみんなで考える全国フォーラム』
の席だったと思いますが、東京大学で助教をされている方と名刺交換をさ
せていただきました。

でも、私からしたら、東大(の先生)なんて・・・敷居が高くてとてもとてもと思っ
ていたところ、この方から第3回ジオメディアサミット ~東京2020 の交通
をITで支えるために~開催内容や開催日時、会場の案内を頂戴しました。

開催された9月25日、たまたま時間が作れたこともあり、参加してきました。

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開催の案内板

往路。
時間に余裕があったものですから、無謀な移動を敢行。
都バスの路線図を広げて・・・。

竹ノ塚駅→小右衛門町→北区神谷町→高円寺陸橋→渋谷駅>徒歩<駒
場東大前駅・東大駒場キャンパス

このような移動と渋谷駅から2つ分の駅を歩いてしまったこともあり、東大に
到着し、会場入りした時には既に席が埋まってしまっていましたので、会場
外に設けられているスペースで会場内の様子を視ることにしました。

詳細については、ITを『アイティー』と読めず、『イット』と読みそうになってし
まったこともある私がアレコレ綴るよりも、主催者でもある助教の方の公式
ブログサイトをご覧になった方がいいと思いますので、そちらを紹介させて
いただきます。

東京大学 生産技術研究所 伊藤氏の公式ブログ
 http://niyalist.hatenablog.com/entry/2018/09/27/155038


開催当時はまだ築地市場が豊洲に移転する前でしたので、渋滞問題はま
だなかった訳ですが、このブログを綴っている際に市場が築地から豊洲に
移転し、市場及び豊洲周辺の渋滞が著しくなった(マスゴミの取材車で渋滞
になったという指摘も)といわれています。

そこに2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催で、競技会場周
辺の生活(や事業)者、競技者、競技を見ようとする観客、それも日本人だ
けではなく、全世界から東京に訪れますので、移動産業としての交通問題
が惹起するであろうことは考えてみれば自明の理もいえる訳ですが、それ
をITの力でどう解決すべきかを様々な角度から紹介、披露する場になって
いました。

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オープニングセッションより

発表者によるプレゼンを視ると、どうしても画一的なものを感じてしまって
いたのですが、『その筋屋』が実現させるバス業界向けシステムの未来
~2020年よりも前に~ のプレゼンでは、あまりにマニアックすぎて、かなり
笑え(&ためになり)ました。 


サミットを終え、復路は、渋谷駅まで歩いて移動し、渋谷駅→池袋駅→西新
井駅を経由して帰ってきました。

・・・

さて。
この会合の席で、ある方をお見かけすることが出来ました。

家田氏 (政策研究大学院大学 教授 / 東京 2020 オリンピック・パラリン
ピック競技大会 交通輸送技術検討会座長)その人なのですが、この方、
野田市にとっては切っても切れない人物でもあります。

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家田氏(交通ジオメディアサミットの動画から引用)

この方、2016年4月20日に国土交通省の交通政策審議会が所管する
「東京圏における今後の都市鉄道のあり方に関する小委員会」(目標年
次は概ね15年後の2030年頃)が行った第198号答申の座長を務めら
れた方です。

答申の詳細はこちら。
 http://www.mlit.go.jp/common/001139305.pdf

野田市政最大の課題は、東京に直結する鉄道の建設にありますから、関
係者らが市内各地に下のようなミニ幟を配布し、ポスターも配布していると
ころです。

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市内コンビ二店、イートインコーナーにひっそりとあったミニ幟

この答申が出された後にある定期刊行物2誌で同氏にインタビュー記事を
掲載していたことは知っていたのですが、最近になって市議会議員改選直
後の平成30年第3回市議会定例会において、ある市議が東京直結鉄道
建設に関連した一般質問をされていたので、改めてこのインタビュー記事
を読み返したくなりまして、図書館まで足を運んでコピーをとってきた次第
です。

そのインタビュー記事をかいつまんで。

□ 新たな答申を纏めるにあたってのポイント
■ 鉄道事業者の涙ぐましい努力で、混雑率が低下し、答申で設定した目
  標に近づいた。
   今後も東京圏の国際的地位が高まる一方、人口も路線も大きな伸び
  が期待できない中、路線整備のありかたを前回の答申で表現した「A1」
  「A2」「B」(整備ランキングが如く、「A1」の路線が整備されたら、次は
  きっと「A2」が整備されるのではないか・・・)ではなく、それぞれの整備
  で浮き彫りにされた様々な課題を提示することによって、地域に汗を
  かいてもらうような取組みを起こす表現方法に改めた。

□ 意義のある24のプロジェクト
■ 国際競争力の強化と地域の成長に応じた鉄道網の充実に分けた。
  
  (作者注)野田市(の市民)に関係しそうな強化プロジェクトとしては、TX
  の東京駅延伸関係と東京8号線の延伸(豊区間のみ)、地域の
  成長に応じた~では、東京8号線の野田市延伸がこれにあたります。
 
□ 路線整備以外にも注目すべき点があるが?
■ 整備すべき路線だけでなく、点としての駅にも注目した。駅が「ホッとス
  テーション」としてもっと機能を果たすべきという認識に立った。乗り物か
  ら乗り物へ。駅とサービスの不連続性を解消した方がいいとして、「駅ま
  ちマネジメント」の導入(と鉄道事業者や個別駅ごとの利用者であるそ
  の街在住の住民らが鉄道事業者と鉄道駅における接遇や安全性向上
  に参画していくという「みんなで駅マネ(ジメント)」)を提案した。

  補足。
  広域的な交通ネットワークの拠点となる駅におけるプロジェクトを要する
  駅として、(野田線沿線だと)大宮駅が取り上げられた。

  駅まちマネジメント(駅マネ)の取組みが特に期待され、地域活力の創
  出に資する駅として、(野田線沿線だと)柏駅、春日部駅が取り上げら
  れた。
  

   方針についても今回はこれまでにはない新たな視点で提案した。具体
  的には、大震災等に対抗しゆる防災や遅延対策だ。見える化と他路線
  との比較を積極的にすることで、鉄道事業者間の改善に向けた取組み
  を促進していただくことを念頭においた。


総括。
国際的、国家的プロジェクトの強い路線(計画:羽田空港線絡み)の方がそ
の建設意義が強く反映されていると(資料を読んでいて)思いました。

東京圏の一部衛星都市の人口減が始まり、国からのトップダウン形式によ
る路線整備ではなく、ボトムアップ型ともいえる地元地域の更なる熱意(旗
振り、汗。そしてその運動を周囲の方々が応援し続ける姿勢)を見せること
が重要であることが強調されているなぁと思いました。

駅マネの概念。現在、野田市駅及び愛宕駅が高架化工事で上に持ち上が
ろうとしている訳ですが、タイミングとしてはこれほどいい時期はないのです
が、如何せん、鉄道事業者は東武。この概念、果たして東武の関係者に
受け入れられるものでしょうか?

今ある既存の各鉄道路線やバス路線をいかに賢く住民が使いこなし、それ
を一層より良いものにしていけるかどうか。それが新たな路線という形の設
備投資に繋がっていくものなんだと感じた次第です(そういう意味では、既
存インフラである東武野田線やまめバス、東武バスイースト、朝日自動車、
茨城急行自動車といった路線バスなどの積極的な利用が求められていると
いえます)。


こんな資料を読んだ後に先述した一般質問を読む(第124~125ページ)
と、建設資金の面と地元の熱意はどうか・・・?って思ってしまった次第です。


=おまけ画像=
画像
地下鉄8号線路線イメージ図(野田市産業祭会場内にて)

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足立区内にて



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